寿楽苑にて講演会【質問2】
Q:とろみを勧められても、まずいから嫌だと言われ
結局つけずに肺炎を繰り返す事例に対してどうするか?
A:まずは、なぜトロミをつける必要があるのかを正しく説明する必要があります。
もし適切な検査や評価がなされていない場合には専門家に相談することを勧めます。
とろみをつけないと誤嚥して肺炎になってしまうという事実を受け入れることはとても難しいことです。
例え肺炎を繰り返しても、これは誤嚥によるものではない、
もしかしたら大丈夫なのではないかと思い、
障害を受容することができないのかもしれません。
「トロミをつけたくない」と訴える方に対して
「トロミはおいしくないし、つけたくないですよね」と同意してしまうと、
そこで立ち往生してしまいます。
私たちは「トロミをつけたくないと思われるのですね」と受け止めながら、
その方がなぜそう思うのか、
時間をかけて解決の方法を見つけていくことが必要と考えます。
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